ストリング評価の基準
当サイトでは以下のチャート表を基準に各ストリングを評価していきます。
各項目を順に説明します。
①テンション維持
→その名の通り「テンション」を「維持」してくれる能力。
ストリングはストリングマシンで引っ張られ始めた瞬間から伸び始めます。
ストリングが伸びれば伸びるほど、ストリングに掛かっているテンションが落ちていくので
ユーザーさんにとってはかなり重要な選択ポイント。
ポイントが高いほどテンション維持性能が良く、テンションが落ちにくい。
②打球感
→ボールを打った情報として非常に大事な要素。
こちらはプレースタイル・体格・好みといった様々な条件によって評価が分かれる。
打球感の感想は「硬い」「柔らかい」「心地よい」等、十人十色であるが
当サイトでは「ポイントが高ければ柔らかく」、「ポイントが低ければ硬い」という基準ですすめる。
③耐久性
→物理的に「ストリングが切れる」かを評価する項目。
ポリエステルの台頭により、ストリングの耐久性は飛躍的に上昇した。
ポイントが高いほど耐久性能が高い。
④スピン性能
→ストリングの素材や構造によって回転を掛けやすいかどうかが関係してくる。
一昔前までは「引っかかりやすい」ことがスピン性能と関係があったが、
今日では「ストリングの動き:スナップバック」が大きく関係していることが
研究によって明らかにされている。
ポイントが高いほどスピン性能が高い。
⑤衝撃吸収性
→ボールを打った際の衝撃を和らげることもストリングの性能の1つ。
昨今のプレースタイルが「パワー化」そして「スピード化」したことにより
ストリングだけでなく、ラケットもこの要素を良くするために邁進している。
ポイントが高いほど衝撃吸収性能が高い。
⑥反発性
→ストリングがボールを飛ばす力。
言い換えればストリングの「復元力」が関係してくる。
ナチュラルやナイロン素材のものはこの反発性が高く、どちらかというとポリエステルは不利である。
ポイントが高いほど反発性能が高い。